制作に対する認識

 COARAMAUSEを構成する小型情報機器は、小型のディスプレイを持って、ネットーワークで機器同士が繋がっているものになります。

 つまり、画面に画像を表示する機能と、どの画像を選ぶべきかを、パソコンから来た情報を元に「割り出し選別」して決める機能、この2つを行う必要があります。

ソフトウェアの全体像

 画面表示は、画面に情報を送る機能と、データの保存場所から情報を持ち出す機能からなります。制作はESP32を製造するEspressif社が提供するSDK、ESP-IDFを使用しているため、使用する言語はC言語になります。

プログラムのソースコードは、こちらのGithubリンクになります。

フォルダーの構成

 それでは、フォルダーの中を説明していきます。

main : フォルダー
spiffs_files : フォルダー
CMakeLists.txt : ファイル
partitions.csv : ファイル
sdkconfig : ファイル

 Githubには他のファイルもありますが、制作に必要な補助的なファイルです。

 CMakeLists.txt ファイルは、書いたコードを最終的にビルドするためのファイルですが、ESP-IDFのコマンドでプロジェクトを作った時自動的に生成されるファイルになります。

 partitions.csv ファイルは、ESP32内にあるFLASHメモリーの保存領域を、パーティションで分けるときに「作って」設定を行います。ESP-IDFツールキットには、コマンドラインプロンプトで動作する設定用のプログラムがあります。そのツールの中で、ここで作っておいたpartitions.csvを設定し、その通りにメモリーをパーティション分けできます。

 sdkconfig ファイルも、プロジェクトの雛形を生成したとき存在する設定用のファイルです。上記のコマンドラインプロンプトで動く設定用プログラムで設定した内容が、このファイルの中に書き込まれることになります。

 spiffs_files フォルダーは、FLASHメモリーの中に常駐させておくファイルを入れています。中には、pg.csvファイルがあって、一見、ただの数字がまばらに書かれているファイルに見えますが、これは行の番号→教材の番号、書かれている数字→スライドの枚数の意味で記述されています。今回はプログラムの機能を複雑にしないためcsvファイルを解析して情報を取り出す機能のみを使っています。ですが、人間が理解しやすくするためには、XMLファイルの形式にすることが望ましいです。ただ、そのためにいろんな機能を付加すると、当然ビルドした時のファイルの重さは増していきます。

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